選定理由
グラフベースRAG+事実確認という組み合わせ。llamaindexやlangchain等にもグラフベースRAGは実装されているが、効果がちゃんと記述されていないため把握したい。
Paper:
CommunityKG-RAG
と呼ばれる関係抽出モデルを使用し、文書中のエンティティ間の関係を抽出してグラフ化する。
ノードの特徴表現: 事前学習済みBERTモデルを用いて単語の埋め込みを計算する。
コミュニティ検出: Louvainアルゴリズムで知識グラフ内のコミュニティを検出する。これによりグラフ全体を小さな関連グループに分け、特定コンテキストでの関連性を捉えやすくする。
クエリとの関連性計算とコミュニティ選択: クエリの埋め込みとコミュニティ埋め込みを比較し、関連性の高い上位のコミュニティを選択する。これにより、情報検索が効率的かつ効果的に行われ、関連するコミュニティに焦点を絞った分析ができる。
コミュニティ内の文選択: 選択されたコミュニティ内の文についても関連性を評価し、最も関連性の高い文を抽出する。これにより、対象クエリに対して的確な情報が提供され、事実検証の精度が向上する。
実験
実験設定
- データセット: から収集された15,601件の主張を含む事実検証タスク用のデータセットMOCHEGデータセットを使用した。真実性ラベル(Supported、Refuted、Not Enough Information (NEI))が付与されている。
- 比較手法: ベースラインはNo Retrievalで文脈なしでLLMが回答を生成。次がSemantic Retrieval(通常のRAG)でクエリとコンテキスト間のコサイン類似度を基に、BERTで最も関連性の高い文を抽出。最後にKAPING: 主張と関連するトリプル((エンティティ, 関係, エンティティ)形式)間の文類似度に基づいてトリプルを提供し、LLMで回答。
- 使用モデル: LLaMa2-7Bモデルを使用し、設定の変更に伴う性能評価も実施。
- 評価指標: 主張の真偽を判断する精度(Accuracy)を主要な評価指標としています。
- 設定: 主な設定として、トップ25%のコミュニティとその100%の関連文を使用するCommunityKG-RAG25-100を基準として評価。
実験結果
手法の有効性
CommunityKG-RAG25-100が最も高い精度を示し、事実確認において他のベースライン手法を大きく上回った。特に、コミュニティベースの知識を活用することで、情報の関連性と正確性が大幅に向上したことが確認されました。

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